ロコモ基礎知識

「ロコモ」とは?

ロコモとは、ロコモティブシンドロームを略した名称です。
加齢や生活習慣、食事習慣などの積み重ねによって、人の体の働きはだんだん衰えてきます。
その中でも、筋肉や関節、軟骨や椎間板などの状態にも変化が生じます。
「加齢性筋肉減少症」という言葉もあるほどです。
そして、それにより、歩いたり立ったりする「運動」機能が低下した状態に陥るケースがあります。
その状態を運動器症候群=ロコモと呼びます。
まだ、ワードとして一般化していない感もしますが、これから迎える高齢化社会において、社会としても個人としても認識すべき概念とされています。

 

コラーゲンは、重要な美容成分として知られていますが、それだけにとどまりません。しっかり歩くなどの基本動作が、つつがなく続けられるのも、この成分が十分にあるからこそです。
コラーゲンは、摂取後にいったんアミノ酸に分解され、そのうちのある部分が、代謝で再合成されて利用されます。アミノ酸からは、体内で骨芽細胞や軟骨組織などの特定の細胞で作られ、骨や軟骨の形成に重要な役割を担っています。
また、皮膚組織の多くを占める美肌成分でもあり、不足すれば肌荒れの原因になります。目の水晶体や角膜にも多く含まれていて、目の健康を保ってくれてもいます。
コラーゲンについてはよく、摂取しても体内でアミノ酸に分解されるのでムダだという意見が流布している状況ですが、つねに分解・再合成が延々と続いているので、あながちムダとはいえないでしょう。現実に、たんなるアミノ酸サプリよりも、コラーゲンを摂取したほうが、再合成率が高いことがわかっています。
ただ、関節の痛みや肌荒れの改善には、できるだけ多くの組織に行き渡るよう、努めて多く摂取する必要はあるでしょう。ちなみに、コラーゲンは、ビタミンCも同時に摂取すると、体内での生成率がアップします。
食べ物から直接、摂取する場合は、鶏肉の手羽や魚の皮など、骨・皮の部分を中心に摂取するのがベストです。ほかに、フカヒレ、豚足、砂肝など、プルプルの弾力性のある食品がおおむね該当します。
また、骨付き肉を煮込んで、冷めると煮汁がゼリー状になりますが、これはコラーゲンがしみ出したものです。これ自体が高品位のサプリのようなものなので、捨ててしまわずに煮汁ごといただくのがオススメです。

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ロコモ基礎知識記事一覧

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