ロコモティブシンドロームの原因とは?

現在の日本で、ロコモティブシンドローム状態の人は、予備軍も含めて4700万人と推定されています。
原因には、骨や関節の病気が主にあげられます。
具体的な病名をあげると、骨粗しょう症、変形性膝関節症、椎間板ヘルニアなどがあり、シニア層はとくに要注意です。
骨や関節に病気がある状態で、体を動かさなくなると、筋力低下や肥満の原因になり、関節への負担が増えるので、痛みが出ることがあります。
すると、さらに動かなくなり、痛みが強まるので、ロコモティブシンドロームは、この悪循環の引き金になりやすいのです。
ちなみに、要介護になった原因には、脳血管疾患や認知症をあげる人は多いのですが、転倒・骨折や関節疾患からという人も結構いて、こちら2点は、ロコモティブシンドロームとも関係大なのです。
健康寿命を延ばし、寝たきりや要介護を減らすには、骨、関節、筋肉などの健康が基本となるのです。

サルコペニア(筋肉減少症)との関連からも注目

また最近、ロコモティブシンドロームは、サルコペニア(筋肉減少症)との関連からも注目が集まっています。
加齢で筋肉量が減りますが、運動をしない人はその減り方が激しく、スムーズな動きに支障が出る原因となります。

 

ロコモティブシンドローム対策には、とにかく少しでも体を動かすことが大切で、とくに足と腰の周りの筋肉をつけるのが効果的です。
筋肉がついて足腰が丈夫になってくれば、寝たきりや要介護の主原因になる転倒・骨折、関節疾患の予防にもなります。
筋肉は、加齢で減るのは宿命ですが、高齢者でも運動で、それなりに筋力アップができます。
スクワットやウォーキングなどの軽い運動でも、続けることで健康寿命を延ばす効果が見込めるのです。

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