ロコモティブシンドロームの予防とは?

ロコモティブシンドローム予防とはイコール、骨、軟骨、筋肉、神経などの運動器の機能不全を防ぐことにつながります。
とくに足と腰の周りの筋肉をつけるのが重要なポイントです。
日本整形外科学会では、ロコモティブシンドローム予防にと、「ロコトレ」を提唱しています。
ロコトレの基本は、片脚立ちとスクワットです。
片脚立ちは、背筋を伸ばし、片脚立ちを左右それぞれ1分間します。
転倒予防に、片手をテーブルなどについて支えると安全です。1日3回が目安です。

筋肉を作る栄養の摂取も大切

スクワットは、脚を肩幅よりやや広く開いて立ち、つま先は約30度広げます。
その状態で、いすに座る感じで、腰をゆっくり落とします。
その際、ひざがつま先より前に出ないよう注意します。5?6回で1セットで、1日3回が目安です。

 

ロコトレに慣れてきたら、ウォーキングなどの軽い運動をプラスすることで、ロコモティブシンドロームにかかりにくくすることができます。
昔から老化は脚からと言いますが、足腰の筋力強化は、とても重要なポイントです。
この場合、適度な筋肉運動はもちろん、それによって筋肉が作られるための栄養もしっかり摂ることを忘れてはいけません。

骨や軟骨、そして筋肉の健康維持も重要

さらに、ロコモティブシンドローム予防は、骨や軟骨、そして筋肉の健康維持も重要です。
骨を丈夫にするカルシウム、カルシウムの骨への定着度を高めるビタミンDとビタミンKは、とくに重要な栄養素で、乳製品、大豆製品、海藻類がオススメ食材です。
いろいろな料理にスキムミルクを少量加えたり、魚は骨ごと食べられるよう圧力鍋で煮たりなどで、摂取効率が高まります。
また、ロコモティブシンドロームは、シニア限定ではなく、子どもの時から予防策をとる必要があります。運動をしない、関節が硬い子どもが増加傾向にあり、体を動かすよう啓発する必要性は増すばかりです。

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