サルコペニアとは?
サルコペニアとは、筋肉量が急激に減ってしまう状態のことです。
ギリシャ語の「サルコ(筋肉)」と「ペニア(減少)」を合成した造語で、加齢と生活習慣が主な原因です。
サルコペニアとは、さまざまな病気の原因になるものでもあります。
たとえば、筋肉減で、糖の貯蔵場所が減り、大量の糖が血中にあふれ血糖値が上昇し、糖尿病リスクを高めます。
また、免疫力低下で、肺炎などの感染症リスクも増大することも報告されています。
サルコペニアの診断や自己チェック
病院では、筋肉量、歩行速度、握力の診断基準がありますが、サルコペニアとは、自己チェックも可能なものです。
歩くのが遅い、階段を上るのに手すりが必要、ペットボトルのキャップが開けにくいなどに該当する人は、かなりリスクが高いといえます。
また、サルコペニアとは、外見もある程度の目安になるものです。
メタボで脚が細い、ダイエットに熱心な若い女性、やせている75歳以上のシニアの3タイプは、食事バランスのくずれ、運動不足の生活習慣の点で共通点があり、それだけでも病気の予備軍といってよいくらいです。
サルコペニアの対策は食事と運動
サルコペニアとは、食事と運動が予防・改善の柱となるのが現状です。
食事は、肉や魚の動物性たんぱく質、大豆や穀物の植物性たんぱく質をバランスよく摂取し、ビタミンDも筋肉増に大事な栄養素です。
とくに、魚介類や卵は、たんぱく質とビタミンDを同時に摂取できるオススメ食材です。
もう一つのポイント運動では、筋肉増に筋トレを行う必要があります。
自分の状態に応じて、ストレッチ程度でも、続けやすい運動を続けるのがコツです。
運動後に牛乳を飲むなど、運動と栄養摂取の組み合わせで、いっそうの効果アップが期待できます。
※他のサイトが別ページで開きます
関連ページ
- ロコモティブシンドロームとは
- ロコモティブシンドロームとは、運動器の障害がきっかけで、寝たきりや要介護の状態になるか、そのリスクが高い状態をいいます。
- ロコモティブシンドロームの原因
- ロコモティブシンドロームの原因には、骨や関節の病気が主にあげられます。
- ロコモティブシンドロームの予防
- ロコモティブシンドローム予防とはイコール、骨、軟骨、筋肉、神経などの運動器の機能不全を防ぐことにつながります。
- ロコモティブシンドロームを防ぐ体操
- ロコモティブシンドロームを防ぐ体操としては、日本整形外科学会が提唱する「ロコトレ」が有名です。
- ロコモティブシンドローム対策の食事
- ロコモティブシンドローム対策としては食事も大変に重要なポイントです。