ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドロームとは、運動器の障害がきっかけで、寝たきりや要介護の状態になるか、そのリスクが高い状態をいいます。
運動器とは、体をスムーズに動かすための器官で、骨、関節、軟骨、筋肉、神経などが該当します。
運動器は、すべて連動しているため、どれか1つでも悪くなると体全体に影響がおよび、歩いたりなどの動きに支障が出ます。
要介護の状態へ至る原因の一つともなっています。
予防には、ロコモティブシンドロームとは全身の病気だと捉え、骨、関節、筋肉などの健康に注意することが大切です。

予備軍も含めて約4700万人

現在の日本で、患者数がどのくらいいるかというと、予備軍も含めて約4700万人と推定されています。
高血圧症、動脈硬化などと並び、ロコモティブシンドロームとは今や、国民病のトップクラスにランキングされるまでになっているのです。

かんたんに自己チェックできる「ロコチェック」

日本整形外科学会では、かんたんに自己チェックできる「ロコチェック」を提唱しています。
項目は、片脚立ちで靴下が履けない、家の中でつまづいたり滑ったりする、階段を上るのに手すりが必要など7つのチェック項目があり、ロコモティブシンドロームとは日常の動作がスムーズにできるかで、目星がつけやすいのが特徴です。
ロコチェックはかなり普遍性の高いチェック方法で、1つでも該当する場合は要注意です。
とくにひざや腰に痛みがある人は、整形外科を受診する必要があります。
ロコモティブシンドロームとは、痛みがある場合でも、その改善により、運動量が減って症状がさらに進むの悪循環を断つことができる病気です。
現時点でとくに自覚症状がない人も、ウォーキングなどの運動で足腰を鍛えるのが、良い対策になります。

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